去年の5月6月、たくさんのほたるが飛びました。きれいでしたね。

その時産まれた卵は、幼虫になって川の中で、すくすくと大きくなっているはずです。

またそのとき、ほたるをつかまえ、小屋の中で卵を産ませました。

そして現在もそのまま、水そう内で幼虫を育てています。

 

(ここからは、水そう内のほたるのホーちゃんとほたるおじさんの会話です。)

〇「おじさーん、毎日水そうのお水をかえてくださるなど、

 わたしたちのお世話ありがとう。元気だから心配しないでね。

 ところで、いつまでここにいるの?」

●「うーん、今は川の水も冷たく、3月まで待っててね。」

 

〇「川は広いし、いっぱい遊べそう。あと少しのしんぼうだね。」

●この川には、なんでも食べてしまうアメリカザリガニという強すぎる

 生き物もたくさんいるんだよ。

 君たちほたるの幼虫さんたちが、かんたんに食べられないか心配なんだよ。

 それに、えさのカワニナやタニシだって、自分の力だけでさがすんだよ。

 

〇「おじさん、何とかしてよ。」

●「少しは工夫するけど・・・。あとは幼虫さんたちの生きぬこうと

   する力がたよりだね。」

 

〇「川に入ったら、がんばるからね。」

 

    (ほたるおじさんからのお知らせ)

 4月になると、ほたるの幼虫たちは、必死になって川の土手を上ります。

そして、やわらかい土の部分を見つけてあなをほり、その中でさなぎになります。

 1か月ほどすごして、5月の下旬から6月にかけて雨上がりの夜、成虫(ホタル)になって地上に出てきます。

 今度、ほたるはどんな環境が好きな昆虫か、ホーちゃんにたずねて、お知らせします。